特別講演2



講師:加藤和彦氏


独立行政法人産業技術総合研究所  
太陽光発電工学研究センター    
システムチーム チーム長(工学博士)

題目


太陽光発電システムの運用・保守に関する課題
−赤外線カメラの適用可能性−

概要






一般に太陽光発電システムは「メンテナンス・フリー」といわれているが、運転時 に無音・無可動であり、また発電出力が設置環境や気象変動の影響を受けるため、 ユーザが太陽電モジュールの不具合に気づきにくいという側面をはらんでいる。本講 演では、太陽光発電システムの運用・保守の実態を紹介するとともに、保守点検に関 する問題、赤外線カメラの適用可能性について言及する。

略歴















1984年4月 : 筑波大学入学
1990年3月 : 筑波大学大学院理工学研究科(修士課程)修了
1990年4月 : 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術
          総合研究所)入所
1996年5月〜1997年4月 : 通商産業省工業技術院ニューサンシャイン
          計画推進本部研究開発官付(再生可能エネルギー担当)に
          併任 ※ニューサンシャイン計画における最後の太陽光発電
          技術研究開発基本計画(1997-2000年度)の策定に携わる
1997年6月〜2000年3月 : 東京大学工学部地球環境工学寄付講座特
          別教員併任
2001年4月〜2003年3月 : 新エネルギー・産業技術総合開発機構
          (NEDO)太陽・風力技術開発室 主任研究員に出向
          ※太陽光発電および風力発電に関する技術開発プロジェクト
          管理に携わる
2006年 : PVRessQ!活動を開始
2011年4月より 現職