OS3 プロジェクションマッピング

  • 12/5(木) 15:20-16:50
    オーガナイザ・座長:町田聡氏(アンビエントメディア代表)
     

OS3-K1
拡大するプロジェクションマッピングの利用分野
 〜多様な事例紹介〜

  • 講師:町田 聡 氏
    アンビエントメディア代表
    概要
    プロジェクションマッピングという言葉自体は一般にも周知され初めており、その関心も高まる一方である。しかしながら実際に見たことのある人はまだ少なく、実施するにもその実態はベールに包まれていると思われている。 本セッションでは、多様な利用分野での事例を交えてプロジェクションマッピングの謎の部分を解き明かすと共に、今後の可能性についてもほかの講演者の講演内容が理解しやすいような総論部分を解説する。
    直近のプロジェクションマッピング事例(一部)
    ・24時間テレビ36内で武道館において26時間以上にわたるプロジェクションマッピングを担当
    ・日本SF大会(広島)において会場の大階段で立体視対応のプロジェクションマッピングを実施 (暗黒星雲賞を授賞)
    ・経済産業省資源エネルギー庁のマッピングシアターをプロデュース
    ・六本木ヒルズにおいてAGF向けプロジェクションマッピングによるインタラクティブクリスマスツリーをプロデュース など
    経歴
    和光大学人文学部芸術学科卒 現代美術/ビデオアート専攻. デジタルビデオ機器メーカー、医学教育コンテンツ開発などを経て、 日本SGI(株)のデジタルサイネージ、コンテンツサービス担当部長に就任. 2009年からはフリーランスで、デジタルサイネージの媒体開発、 3D映像プロジェクト、プロジェクションマッピングなどを手掛け、現在に至る.
     ・一般財団法人 プロジェクションマッピング協会 アドバイザー
     ・超臨場感コミュニケーション産學官フォーラム アドバイザー
     ・立体映像産業推進協議会 運営委員
     ・3Dコンソーシアム 賛助会員
    著書
    「3D技術が一番わかる (しくみ図解)」単著 2013 技術評論社
    「3Dマーケティングがビジネスを変える」共著 2011 翔泳社
    「はじめての3D映像制作」共著 2011 オーム社

OS3-K2
プロジェクションマッピングシステムの開発と課題
 〜リアルタイム映像演出の可能性〜

  • 講師:東 和信 氏
    アズラボ株式会社
    概要
    プロジェクションマッピングの手法を用いた映像演出を実現する仕組みについて、具体的 な導入事例と共に説明する。複数のプロジェクターを用いたソフトウェアによる多様な幾 何学補正とエッジブレンディング、リアルタイム3DCG プログラムによるマッピングと動的 な映像生成の利点、実空間に溶け込むインタラクティブな映像表現の必要性など、弊社で 取り組んできた国産映像演出システムの開発と課題について紹介する。
    経歴
    2001 年武蔵工業大学(現東京都市大学)大学院工学研究科博士前期課程修了。2003 年有限会 社アズ芸術科学研究所(現アズラボ株式会社)を設立。空間と映像の融合をテーマに次世代 の映像音楽システムの研究開発及びコンテンツの企画制作に取り組んでいる。国内外にお ける実績多数。

OS3-K3
S3Dプロジェクションマッピングの実際
 〜新たな表現への挑戦〜

  • 講師:阿部 信明 氏
    株式会社 クオリティ エクスペリエンス デザイン 取締役
    博士(国際情報通信学)
    概要
    近年、通常のスクリーンではなく、建物などの立体的な造形物に映像を投影する3Dプロジェクションマッピング(3DPM)が一般にも周知され、多くの人の関心を集めている。現在、3DPMの表現性をさらに拡張すべく、S3D映像(立体映像)によるプロジェクションの実現に向け活動している。本講演では、2013年7月に実施した広島でのS3Dプロジェクションマッピングイベントの事例を取り上げ、その表現の可能性について述べる。
    経歴
    2004年早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業,2006年同大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了,2008年株式会社クオリティエクスペリエンスデザイン設立に参画.同社,取締役.博士(国際情報通信学).主に,3D映画や3DアトラクションなどでS3DディレクターやS3Dスーパーバイザーをつとめ,多くの3D映像コンテンツの制作に従事.