オーガナイズドセッションOrganized Sessions

OS4:SDGs達成へ向けての画像技術活用
Ridge-iにおける環境と社会活動のモニタリング

牛久 祥孝 氏Ridge-i

概要

本講演では,株式会社Ridge-iにおけるモニタリングAIについて紹介する.Ridge-iでは,SDGsの文脈でもますます重要性が高まっている環境のモニタリングと,ビジネスの領域で顧客課題の解決につながるような社会活動のモニタリングという2種類のモニタリングの技術開発に取り組んでいる.モニタリングの共通基盤技術を,画像認識や信号処理や人工知能・機械学習を活用して整備することによって,両方のモニタリングを実現している.本講演では,これらのモニタリングそれぞれについて,具体例を挙げながら概説していく.

経歴

2013年日本学術振興会特別研究員およびMicrosoft Research Redmond Intern。 2014年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了、NTTコミュニケーション科学基礎研究所入所。 2016年東京大学情報理工学系研究科講師。 2018年よりオムロンサイニックエックス株式会社 Principal Investigatorおよび2019年より株式会社Ridge-i Chief Research Officer、2022年より合同会社ナインブルズ代表、現在に至る。 主としてコンピュータビジョンや自然言語処理を対象として、機械学習によるクロスメディア理解に従事。 2011年ACM Mutlimedia Grand Challenge Special Prize、2017年ACM Multimedia Open Source Software Competition Honorable Mention、2017年および2018年NVIDIA Pioneering Research Awards、2021年ヤマト科学賞など受賞。